セイタカアワダチソウといえば

セイタカアワダチソウといえばポッペン先生です。

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[ E-1 OM Zuiko 24mm ]

[post=”140″ text=”先日撮り忘れた”]アレを撮ってきました。

セイタカアワダチソウです。
河川敷ならどこでも咲いてますが、
これはウワーと群生していた方がセイタカアワダチソウらしさがあります。
僕はこの群生を見るたびに、幻想的な恐怖感に駆られます。

記憶の根元は、小学校の頃に読んだ「ポッペン先生の日曜日」

舟崎克彦の小説で、誕生日のプレゼントでハードカバーの本をもらい、
えらく気に入って読みまくりました。
子供向けファンタジーでありながら、
大学の生物の教授が主人公という変わった設定で、
主人公が不思議な世界を体験していく物語。

といいつつ、だいぶ記憶は薄れています。
ただ、セイタカアワダチソウの群生のシーンから、
暗い洞穴に眠るブタの子供達のシーンが、
僕にとっては一番強烈な印象を残しています。子供心に不気味で恐かったのです。

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最新の記憶は数分すら持たないのに、
子供の頃の、印象はまだに残っています。
しかも、活字からイマジネーションした光景の印象が!


Comments

“セイタカアワダチソウといえば” への6件のフィードバック

  1. 見事に”あわだって”ますね。
    家の近所じゃ、近年空き地や川原でも見ていないきがしますので、タイムスリップした感覚があります。
    (この季節に出歩いていないだけかな・・・)
    > 記憶の根元は、小学校の頃に読んだ「ポッペン先生の日曜日」
    タイトルだけ見たことがあるのですが、アニメ化もされましたっけ?

  2. セイタカアワダチソウは、市街地でもふとしたすき間に結構いるものですよ。
    帰化植物だからタフネス。
    ポッペン先生は何年も前にアニメ化されましたね。
    見た事ないですが「ポッペン先生と帰らずの沼」が、
    そうじゃなかったかなぁ。
    そこでふと心配になってきました。
    セイタカアワダチソウが群れていたのは、帰らずの沼だったかな?

  3. 氷の青

    「セイタカアワダチソウ」「恐怖」でググッたら
    nosaku様のこのブログにたどりつきました。
    今年夏この草の存在に気づき、当初はちょっと気になる存在の草でした。
    久しぶりに会った両親とドライブをしたとき、この草の件を私が綺麗だねと話したら外来種であることを両親が教えてくれました。
    その日からでしょうかこの草を見たり思い出したりするとSFやホラー的な恐怖がこみ上げてくるようになりました。
    ウィキでその性質を見ると繁栄のシステムやすごさにも恐怖を感じました。
    なぜか最近は「死」を感じます。
    なんだか暗くて気持ち悪い投稿をして申し訳ありませんでした。なかよくなりつつある彼女や遠くに住んでいる両親や姉夫婦、信頼がおける友人にも話せないし話したくない話題です。ただ、どうしても私の不思議で異常な気持ちを誰かに伝えたくて。
    気持ち悪かったら削除してください。「恐怖」のキーワードでだれかひょっとしたら私と同じような気持ちをもっている方がいないか探していたのですが、
    nosaku様の恐怖感はまた違うところにありましたね。「暗い洞穴」のお話、とても興味を持ちました。
    よろしければあらすじ等教えてください。

  4. コメントありがとうございます。
    本のあらすじは、うろ覚え過ぎて……(^^;
    Amazon で購入できるんじゃないかなぁ。
    「ぽっぺん先生と帰らずの沼」の方は、
    生態系の話しで、
    例えば虫になったぽっぺん先生が鳥に食べられて、
    今度は鳥に変身する。
    って感じで補食されながら生態系を一巡するといった話しだったと思います。
    セイタカアワダチソウのアレロパシーがあまりに強烈で、
    それだけ取ると怖い存在に思えるのも分かりますが、
    ぽっぺん先生風に言えば、立派な生態系の一員です。
    パイオニアプラントとしてみれば、土壌環境を生成する大事な仕事をしているんだと思います。
    アレロパシーの自己中毒で、
    ある程度増殖してしまうと逆に繁殖力が落ちてしまう、といった記述がウィキにもあったと思うのですが、
    実際僕が定点観測している所でも、
    そんな印象を受けました。
    なんとなく、周囲の植物層と馴染んできたような。
    外来種が従来種を駆逐するなんて話しもありますが、
    僕には外来種が可哀相に見えるときがあります。
    遠く異国の地に運ばれ、
    右も左も分からず、ただ自分を守るために繁殖している。
    セイタカアワダチソウの群落は、
    ほとんどが根から株分けした、自分のコピーじゃなかったでしたっけ。
    自分の鏡と話してるだけで、
    自分とは違った他者、恋人や友達はいない、
    途方もない孤独……。
    悪いのは、外来種ではなく、
    自然の種の拡散速度以上に、
    物資を移送する人間の経済活動じゃないでしょうか。
    ちょっと忙しいところなので、
    何一つ確認しないまま、書いているので、
    かなりデタラメかもしれません。
    スミマセン。
    僕が恐怖を感じたのは、
    植物の生き方など知らない、
    子どもの頃の本の印象の話しです。
    今は勉強するほど、生きている者がいとおしくなってきています。
    大切なのはバランスなんだと思っています。
    なんていいながら、漠然と恐怖を感じるってやっぱありますよね。
    今僕が、根拠のない不安を感じるのは、
    大きな葉っぱです。成長しきったフキとか、
    シダ類も大きいのは怖い(笑)

  5. 氷の青

    コメントありがとうございました。
    最後の漠然とした恐怖につきましてとても共感できました。
    巨大なものといえば私は巨大なダム等の建設物や工業製品にも恐怖を感じてしまうことがあります。
    あともう一つ、
    「悪いのは、外来種ではなく、
    自然の種の拡散速度以上に、
    物資を移送する人間の経済活動じゃないでしょうか。」
    についてですが、まさにその通りです。
    HIVや鳥インフルエンザのパンデミックに僕はものすごい恐怖を感じております。

  6. インフルのパンデミック、これは怖いですね!
    恐怖感と言うより、具体的な危機ですよね。

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