雨の気配に、外に出ようかぁ。と悩んでいるリト。
当家のネコ様はリトとクリ。美人姉妹(笑)。10年ぐらい一緒に暮らしています。
まあ、おばあちゃんになったこと。すっかり落ち着いてしまったので、写真的にはあまり表情がないですね。
若い頃はネズミやヤモリを外から捕ってきては、家の中で放して夜な夜な運動会をしていました。
東京にいるには、野放しで、良い感じで半野生化しています。
このリトは数奇な人生を歩んできました。
ネコは家に付くと言うけど、リトは2度、家を変わっています。
1回目は家族もろとも引っ越ししたため。
2回目は、近所のアパートに住むオバさんに可愛がられ、そこに通っている内になんとそこのネコになってしまいました。
忘れた頃に当家に侵入しエサを食べていきますが、まるで泥棒ネコのようにコソコソした態度。
ところが数年して、そのアパートが取り壊しになり、オバさんとも離ればなれ。
どうなるかと思ってみていたところ多少ぎくしゃくしながらも当家に帰ってきました。
取り壊されマンションへと変わっていく工事現場に、しばらく通って鳴いていた姿は近所でも話題に。
それから更に数年。今は何もなかったように穏やかに暮らしています。
「飼う、飼われる」 という関係は当家ではイマイチ成り立っていません。
奴らは自分の判断でこの家にいるわけで、その気になれば出て行く。
街に住むネコとしても半野生化しているようなものですね。
最近、クリが病院で「蚊のアレルギーが心配だから、あまり外に出さない方が……」などと言われました。
今時の都会のネコは、外にまったく出さずに飼われていることが多いようですね。
街自体、クルマはひっきりなしに走ってるし、トイレになるような土の地面はアスファルトで覆われてるし、
ネコにとっても住みやすい環境じゃない。
飼い主以外の他人からすれば屎尿は迷惑だし。
それも家猫としての生き方なんだろうなぁ。
リトとクリはまあまあ自由な生活。幸いトイレは家でやるのでそんなに世間には迷惑もかけていないと思う。
その反面、アレルギーになったり、いつかはクルマに轢かれちゃったりするかもしれない。
長生きさせたいなら家に閉じこめた方が良いのかも。
でもそれは飼う側の都合なのかも。
どしゃぶりになった雨が上がり、さっそくリトは外へ出て行きました。
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