病理組織検査報告

クリのカユミが相変わらずなので、病院へ行って来ました。

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[ E-1 Zuiko Digital 14-54mm
]

傷口は一進一退ながらも、若干小さくなる傾向。
アレルギーの湿疹は新たに増えて、どちらもかゆいようです。
傷口はエリザベスで保護し続け、
アレルギーは注射かお薬を飲ませるか、なのですが、
薬を飲ますのがなかなか大変で、飼い主も猫も負担になる、
ということを相談し、ブチュッと注射と相成りました。

慣れてきて暴れるのを警戒してか、
今回は初めて看護婦さんが押さえに来てくれました。
もう、ビビってオトナシかったけど。

[post=”24″ text=”前回の病理検査の報告”]は、
電話で受けただけだったので、
報告書を見せてもらいながら、改めて説明してもらいました。

結論から言えば、悪いところはなく、
掻いてるうちにばい菌が入って悪化しちゃった。ということ。

専門的に言うと、

病理組織学的診断「肉芽種性炎(Granulomatous inflammation)

概要。
 びらんを呈する真皮から皮下に、結節状の肉芽組織からなる炎症性病変が認められました。腫瘍性病変は認められず、
悪性所見はありません。
 組織球が多数の小結節を形成して腫瘤状となって認められます。類上皮型の組織球は、円形で均一な核を有し、
細胞質は好酸性に濃染するほぼ均一な大きさの細胞で、好中球や形質細胞などの炎症細胞浸潤を伴っています。
真菌及び抗酸菌は特殊染色でも確認できず、感染源は特定出来ませんが、感染症の増殖性病変と考えられます。

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皮膚癌とかじゃなくて良かったわけですが、
費用1万円をかけて、ちょっと肩すかしな(笑)
昔なら、「たかだか猫ごときに病院だの検査だの、失笑だよ」ですが、
経済と科学は、家猫の寿命を確実に延ばし、
それだけ猫と人が一緒に過ごす時間が増えて、愛着は大きくなってるわけで、
まあ、損をしたとは思えません。

ちなみに、検査はわざわざ北海道まで組織を輸送して行われたようです。
株式会社アマネセル
こういう専門会社もあるんですね。
すごいです。

しかし……、「車に乗せて病院に連れて行く嫌なヤツ」と、
クリには嫌われちまったよ。


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