夢中になった日

先月、飲んだ勢いでとんでもない仕事を引き受けてしまいました。

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なんと、床屋さんの研究団体が主催するヘアコンテストの撮影です。
オフィシャルな依頼です。ひぇぇ。
ロッカー室の警備がてら野次馬で理容競技会の盗み撮りはしたことがありますが、
ちゃんとIDカードをもらって「好きにやっていい」と言われるとプレッシャーです。

だいたい、一眼レフなんてぶら下げて歩いてると、
写真を知らない人はみんな「すごい写真を撮る」と勘違いしがちだよなぁ~。
金かけてるだけで、下手なヤツはヘタなのにね。
ということを説明していたのに、おでん屋で酔っぱらってぐだぐだ。

まあ、引き受けてしまった以上、そんな言い訳はしてられない。
依頼してくれた人のメンツもあるし、
何よりも、競技に参加している選手達に失礼だし。
出来るだけのことはやってみよう。でも、自信はないなぁ……

結果、僕としては気に入った写真がいっぱい撮れました。
もちろん、急に腕が良くなった訳じゃない。
これは、競技に集中している選手達のお陰だと思う。
集中力と熱意。彼らのパワーにあてられました。

ブログだから全部が全部載せられないけど、
選手・大会スタッフ・審査員の方々に敬意を表し、
ちょこっと公開させていただきます。
一人ひとり許可とっていないので、問題があったら撤去します。

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以上。
下手はヘタなりに、自分の目線で撮ることを心がけました。
本番に弱く、すぐテンパる性格なのですが、
この日は不思議と、一息立ち止まって冷静に周囲が見える。
その一方で動き続けて被写体とフレーミングを探し続ける集中力も途切れない。
ズイコーデジタルの3本のレンズと三脚を、この日ほどフルに活用したことはないですね。
なんだか、ともかく夢中になっていました。

その後、写真を一枚一枚見返して選手達の表情をみていると、
じんわり胸の奥が熱くなってきます。
みんなのガンバリ、すごかったです。ほんとうにすごかった。

追伸。
次はない!もうムリ!


Comments

“夢中になった日” への5件のフィードバック

  1. どの写真からも空気感が伝わってくると言うか、被写界震度が良い効果を醸し出していますな。
    きっと次も依頼される事でしょう・・・

  2. まさ吉

    あの室内での状況は撮影には最悪ですよね。
    暗いしストロボも使えない。意外と手や道具は動きが早いしすぐに態勢も変わるし。
    会場の、選手の緊張感というかHEAVENさんが書かれている、その場の空気感が伝わる良い作品ばかりだと思います。

  3. おっ久ぁ~~!
    イベントデビューしちゃったね!一度入るともう抜けられませんよ・・・熱いハートの持ち主は何人もこのような場にハマってしまいます・・・もう手遅れ!引っぱりダコになってしまうでしょう。。
    ウッシッシッシ (~o~)

  4. HEAYANさん>
    被写界深度はフォーサーズのお陰ですね。画角に対して倍の焦点距離の深度ですから。
    僕は絞り優先で開放にしっぱなしで何もしてません(^^;
    まさ吉さん>
    お~詳しいですね~!!そうなんですよね。
    だから三脚でカメラ止めて、動きが早いのは感度を上げて対応しました。
    あと必要なのは反射神経ですね。シャッターチャンス逃しまくりです。運動音痴(>_<)
    麻耶さん>
    カンベンして下さい(笑)
    ローテンションな性格なので、猫や花をノンビリ撮る生活に戻ります。

  5. >画角に対して倍の焦点距離の深度ですから。
    逆ですね(笑)おわかりだと思いますが、300mmの画角で150mmの焦点距離。1/2ですね。
    数日経って写真を見返してみると、やっぱり凡庸ですね~。なんか力がない。どーすりゃいいの!?

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