ひとひらの歌声、閉ざされた記憶、そしてフン

 迷い込んだ粉雪のように、歌声がひとひら、かすかに聞こえた。この声、歌。記憶が震え、胸が騒ぎ出し、それは急速に吐き気に近いほどになり、重く暗い奥底から呼応するようにメロディの断片がバラバラに浮かび上がる。輪郭も曖昧な断片。声。声。オレは……。絶望。嗚咽。

向い風に黙々と自転車をこいでるとき、
そんな書きもしない小説の書き出しを推敲していたりする。


[ E-5 Zuiko Digital 25mm F2.8 ]

で、犬のフンを踏みそうになって焦ったりする。
集中しろ、オレ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。