本を捨てる

引っ越しの整理がまだ終わってません。

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僕には記憶力がないって事は、どこかに書きましたっけ?
それなのに読書家(だった)ので、本がいっぱいあります。
これを捨てると言うことは、記憶を失うことに他なりません。
ゆえに、やたらめったら蓄えていたのです。
でも、置くスペースがないので、捨てる本を吟味しました。

すると、結構ありましたね。(全体の1割りぐらいかな(^^;)
若い頃に神田古本屋街で1冊2、300円で買ったような本が、
たくさんあるのですが、もはや情報として古すぎたりする本。
当時は夢中だったのに、今は興味を無くした、もしくは信じなくなった本。
そんな本でもある日突然必要になったりするのですが、思い切っておさらば。

そんな中、意外な理由で捨てることになった本もあります。

ネットの存在がその理由。
昔は、何かを知りたくなったら、わざわざ休みの日に本屋(僕の場合はいつも古本や)に行って、
時間と足を使って情報を探して、さらにお金を使って購入しなければなりませんでした。
それが今じゃ、まずネット検索。
「金魚の育て方」(金魚なんて育てたことは無いので僕が買ったんじゃないけど保管しておいた)なんて、
リアルな情報が(質は問えないが)すぐに手に入る。

押井守風に言えば「記憶の外部化」を当然と、本の蓄積にいそしんでいた僕にとって、
ネットに高い親和性を示すのも当然。
気が付けば、本よりネットを読むことの方が多くなっていました。
(もちろん、質は問えないって事は判ってます。こんなくだらないブログもあるんだし。検索してきた方、ごめんなさい)

ただ、捨てられずに残った本を当座適当に本棚に収めていて、
好きなテーマ、必要に駆られたテーマ、
読んでないけどなんとなく買っちゃったテーマ、
興味ないのにいつか役に立つかもしれないテーマ、
等の本が、無秩序に列んでいると、
ネットでは感じられない好奇心の高揚を感じます。
そして頁をめくる感覚、本の手触り、紙の匂い。

本って、知識であると同時に、嗜好品でもあるんだな。
好きだな~。
やっぱ、本棚、新しいヤツに買い換えちゃおう。


Comments

“本を捨てる” への2件のフィードバック

  1. 写真に写った本の束を見た瞬間『勿体無い』と思ったものの、自分の手元にも買ったは良いけど読んでいない本の多い事多い事・・・
    ネットで何でも調べられる時代ではありますが、やっぱり活字メディアが恋しくてPCの説明書を中心に時々買うのですが平積みしてある状態です。
    (安くなかったのに・・・)
    まあ、『冷たい方程式』などは何時か読む日が来るかもしれませんが、真新しくても『マルチプラン』のマニュアル本なんてね・・・

  2. そりゃあ、もったいないです(笑)
    それでも、到底読まないだろうなと思いつつ残した妙な本もあったり。
    苦渋の選択でしたね。

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